おさないこころにほのかなあかりをともしてくれたかけがえのないほとけさまのものがたり

昭和34年ごろ、父が住職としての長い修行に出かけている間、病弱な母と妹と私の三人でひっ そりと寺の留守番をしておりました。ある日、その師僧が手配してくださった大法輪閣『佛教童 話全集』12巻が、近くの本屋さんに届きました。身体の弱い母に連れられ、その童話全集を受取 りに行き、大きな風呂敷いっぱいに包んで持ち帰りましたが、その重さがとても心地よいもので した。
 今思えば、このときの夢中になって読んだ感動は、今でも、心の法燈となってほのかに照らし てくれています。あれから、もう60年は過ぎ、父母も妹もすでに他界しておりますが、小生には 生涯忘れ得ぬ宝物でありました。
 しかし、この本は、いまはもう、劣化が激しく、本を開く度に紙はポロポロ剥がれ落ちてしま い、ますます傷みが激しくなってまいりました。涙がこぼれてしまいます。再版のものを探しま したがこの童話全集は絶版のようです。
 諸行無常とはいえ、勿体ない気持ちでいっぱいです。
 せめて、この法燈が消えないうちになんとか残せないかと、スキャンして、保管してみ ました。
 大切な童話でした。参考までにご覧頂ければ幸いです。
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